よりよい医療を提供するチーム活動
DMAT(災害派遣医療チーム)

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DMAT(災害派遣医療チーム)

市立病院は、阪神北地区(宝塚、伊丹、川西、三田、猪名川)で唯一の災害拠点病院に指定されています。災害拠点病院とは、地域の災害医療の中核病院で、災害時に被災患者の受け入れ・治療、救護班の派遣などを行います。当院は、阪神北地区における災害医療の拠点的役割を担います。

 東日本大震災をきっかけに、災害時の医療体制充実を図るため、平成24年(2012)3月、国は災害拠点病院の指定要件の見直しを行いDMATの設置が必要となりました。これを受け、市立病院は平成24年度末に医師1人、看護師2人、業務調整員2人の5人で構成するDMAT(災害派遣医療チーム)を結成し、災害時における派遣体制を構築しました。

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  当院のDMATメンバー

  左から木村、辻、桑原、石津、中田

 

DMAT」とは

Disaster Medical Assistance Team(災害派遣医療チーム)の頭文字をとって「DMAT(ディーマット)」と読みます。「DMAT」は大地震や列車、航空機事故、土砂崩れなど大規模な災害時に、被災者の生命を守るため救急医療を行う専門的な訓練を受けた医療チームです。各地区の救命救急センターや災害拠点病院を中心に整備されており、当院は阪神北地区で唯一のDMATを結成し、昨年、兵庫DMAT指定病院になりました。

もし、災害が起きれば各被災地へ派遣され被災地内での活動を行い、当院が被災すれば院内の災害対応を行います。また、災害が起きなくても定期的に訓練(昨年8月政府総合防災訓練、10月近畿府県合同防災訓練など)に参加しています。

 

DMAT」が作られたきっかけ

「DMAT」が作られるようになったのは、「避けられた災害による死亡」を減らすためです。

実際に「DMAT」を作るきっかけになった災害は、宝塚も被災地となった平成7(1995)年の阪神・淡路大震災です。

震災当時の病院は大勢の患者さんで混乱しており、7人の医師で1000人以上の傷病者に対応した病院もありました。ライフラインや通信も途絶え、とても平常時の診療を提供できる状態ではありませんでした。ところが、少し離れた被災地外の病院は一般診療が可能な状態であったにもかかわらず、ほとんどの患者さんは被災地外の病院に搬送できませんでした。19年前の1月17日、上空には多くのヘリコプターが飛んでいましたが、同日にヘリコプターで被災地外へ搬送された患者さんはたった1人です。

あの時、「被災地外の病院に何とか連絡ができれば…」「被災地外に患者さんを搬送できれば…」「被災地外から急性期の医療チーム派遣ができれば…」。そんな思いから作られたのが「DMAT」です。

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  1月17日に実施された総合防災訓練に参加する隊員

 

一人でも多くの命を救うために

「DMAT」の活動は多岐にわたりますがが、その一部としてインターネットや衛星電話を用いて被災地内外の病院と連絡や連携を図ること、また急性期のトリアージ(患者さんの重症度による選別)や治療、被災地外への搬送をお手伝いすることが挙げられます。また消防・警察・自衛隊とも連携を取りながら「避けられた災害による死亡を減らす」「一人でも多くの命を救う」ために活動しています。

当院でも、万が一の時の備えとして「DMAT」は活動しています。消防などと協力し、院内防災訓練をするなど、災害拠点病院、兵庫DMAT指定病院としての役割を果たしていきます。

 

 

3月1日 災害・自衛消防訓練(総合訓練)及びトリアージ訓練を実施しました

      大規模地震、火災という非常事態に直面した場合を想定し、人的、物的被害を最小限にとどめるとともに、患者受け入れにおいて、トリアージ体制の技術習得向上を図ることを目的として訓練を実施しました。消防、病院職員、看護学生約140名が参加しました。 

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DMATカー(災害派遣医療チーム車両)導入

平成27年(2015年)323日に、兵庫県より平成25年度地域医療再生計画『災害拠点病院等の機能強化事業』によりDMATカーの設置支援を活用し、DMATカー(災害派遣医療チーム車両)を配備しました。この補助事業は、東日本大震災などの大規模災害や県内の局地災害が発生した場合に、市立病院のDMAT(災害派遣医療チーム)が出動し、被災地まで迅速かつ安全に到着し、現地にて適切な医療救護活動を提供する目的で行われました。DMATとは、災害の急性期(概ね48時間以内)に活動できる機動性をもった、厚生労働省の認めた専門的な研修・訓練を受けた災害派遣医療チームです。2011年の東日本大震災発災後、1週間後に宮城県南三陸町へ災害支援に行った際は、ガソリン不足や積雪や道路状況の悪さに苦労しました。この経験を基に、1台で隊員と患者含め(10名)乗車可とし、医療資機材等も同時に搬送活動でき、被災地内で車内泊も可能とする災害時に活躍できる車両を配備することになりました。DMATカー装備としては、緊急車両(赤色灯・サイレン)、全長6.4m、総排気量2.99L、乗車定員10名(患者含む)、デーゼルエンジン、四輪駆動車、大容量燃料タンク、パソコンや携帯衛星電話及び100V外部電源等を装備し、災害現場で医療活動をするための装備を搭載しています。今後、DMATカーによる当院のDMATの更なる活躍をご期待ください。

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DMAT隊員のご紹介

氏名 桑原 正篤(くわはら・まさあつ) dmat01.jpg
役職 救急科 主任医長 
職種 医師
氏名 辻 二三子(つじ・ふみこ) dmat02.jpg
役職 看護部 外来師長 
職種 看護師
氏名 中田 徹朗(なかた・てつろう) dmat03.jpg
役職 看護部 救急医療センター主任看護師 
職種 看護師
氏名 奥田 輔(おくだ・たすく) dmat07.jpg
役職 看護部 救急医療センター看護師 
職種 看護師
氏名 満田 幸士(みつた・こうじ) dmat08.jpg
役職 看護部 ICU看護師 
職種 看護師
氏名 石津 智司(いしづ・さとし) dmat05.jpg
役職 薬剤部 薬剤師 
職種 業務調整員
氏名 木村 俊大(きむら・としとも) dmat06.jpg
役職 経営統括部 管理担当 係長 (臨床工学技士) 
職種 業務調整員
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