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腫瘍内科

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腫瘍内科

診療科のご紹介

腫瘍内科は週2回、完全予約制で外来診療を行っております。

腫瘍内科はおそらく聞き慣れない方が多いかと思いますが、胃癌や肺癌などの癌や肉腫と呼ばれる腫瘍、血液腫瘍などの「悪性」と診断されるすべての病気を対象にしています。平均寿命の延長と共に2に1人はがんになり、3人に1人はがんで亡くなる時代と言われています。そうした中で1人の人が2つ、3つのがんになることも珍しくなく、また高齢化に伴い合併症の多い方も増えています。がんの治療も進歩し続けるとともに複雑化しています。

日本では長年、肺癌は呼吸器内科、消化器癌は消化器内科医や消化器外科と臓器別に各診療科で治療されるケースがほとんどでした。しかし、従来の方式では多重癌や希少腫瘍など対応困難なケースが増えてきています。そうした患者さんにがんの専門家として、よりよい治療を提供するとともに、がんの治療中や治療後の生活について患者さんと相談しながら進めていくことを目標としています。

対象とする疾患

全ての悪性腫瘍(がんと名前がついている方でしたら、治療中・治療後などは問いません。)

治療方針について

がんの治療においては「本人の意向を充分に尊重したがん治療方法などの選択がなされる医療体制」が重要です。そのために当科では以下のことに心がけております。
①診断
がんの診断は治療を決める上で非常に重要です。またがんが疑われてから診断がつくまでというのは同時に患者さんにとって最も不安な時間です。当科では全身的にあらゆる可能性を考えてアプローチすることで、早期診断・早期治療の導入を心がけております。ただし、検査結果はすぐに出るものばかりではありません。初診から1ヶ月を目標に診断をつける努力をいたします。なお、診断においては「病理検査」と「ステージング(進行度)」が重要です。
【病理検査】がんの診断は、ほとんどが顕微鏡でがん細胞を見ることで確定します。そのため組織検査と言って、がんの一部を取る必要があります。皮膚腫瘍のように表面にでていてすぐにとれるものから、手術生検などの大がかりな検査が必要なものまで様々ですが、がんの一部を取る必要があることをご理解頂けたら幸いです。また、この病理診断に一般的に腫瘍をとってから診断がつくまでに1~2週間がかかります。
【ステージング(進行度)】がんの種類が診断できたとしても、そのがんがどれぐらい進行しているかで治療目的と方法が変わります。ステージングには、CTやMRI、PET-CTなどの検査を行いますが、PET-CTに関しましては当院で行えないため、近隣の医療機関にお願いする形になります。また、CTやMRIの検査は基本的には予約制になります。
②治療
治療方針の決定に際しましては、緊急の場合を除き、充分な時間とプライバシーの守られた環境、文書を用いた説明、質問しやすい雰囲気、がん看護専門看護師の同席と補足説明を取り入れることで、なるべく患者さんとご家族にご理解頂けるような病状説明を心がけております。 診断が決まれば、多くの場合は「標準治療」と呼ばれるガイドラインで推奨される治療法がありますので、診断結果に基づいて推奨される標準治療、またはその他の治療選択についてご説明いたします。なお、治療方針については、各科の専門家にご紹介する場合もあります。 がんの治療は、「手術」「放射線」「化学療法(抗がん剤)」に「緩和治療」を加えた4本柱が重要になります。当科での治療の場合、その中心は「化学療法」になりますが、場合によっては2つ以上の治療を組み合わせた集学的治療を行う場合もあります。治療には必ずリスクが伴いますので、患者さんの全身状態や生活状況なども含めて、一緒に治療方針についてご相談していきます。
【化学療法】何を目標に化学療法を行うのかを明確にすることが重要です。治療の目標には、がんを完全にやっつけることを目指す「根治」と、がんとうまくつきあいながら元気で長生きすることを目指す「延命(共存)」があります。 根治を目指す場合には「頑張る治療」です。決められた用量を決められたスケジュール通りに行っていくことが非常に重要ですが、効果や副作用は非常に個人差が大きく、副作用のコントロールがうまくいかずに治療が長いこと中断してしまう場合もあります。そのため、なるべく治療の中断・延期がないように多職種と連携しながら副作用を最小限に抑えていきます。
延命(共存)を目指す場合には「うまく共存する治療」です。目指すところは治療をやり遂げることではなく、今の状態を少しでも長いこと維持することにあります。一方で治療は根治治療に比べて長期化することが多いため、よりよい生活を送りながら治療できるように支援させて頂きます。
いずれの場合におきましても、当科としては、事前に副作用のリスクを考慮して対策を組み、安全かつ有効な治療を行うことを目指します。頭の先から足の先まで全ての腫瘍に対応いたします。抗がん剤治療は日進月歩で、新薬の登場など治療方法はどんどん変わっていきます。最新の情報を提供しながら、その人に最適な治療を提供します。 
③緩和ケア 
緩和ケア(=症状緩和)はがん治療において非常に重要な治療の1つです。特に近年、緩和ケアをしっかり行うことで生活の質(Quality of Life:QoL)の維持・向上のみならず、全生存期間の延長を認めたことが報告されていることから、早期(診断時・治療時)からの緩和ケアが重要と言われています。「痛い」「苦しい」「気持ちがつらい」などの身体症状や精神症状だけでなく、治療中の生活の悩み、仕事の問題、家族のサポートなど、治療以外の部分でも患者さんと共に悩み、共に向き合い、よりよい療養生活を送れるよう努力したいと考えております。「我慢する」のではなく、「分かり合える」関係を目指して、患者さん・ご家族の方からも積極的なご意見など 頂けましたら幸いです。

受診に際して

当科は現在、完全予約制となっております。受診希望の方は紹介状を持参の上、予約をしてお越し頂きますようお願いたします。

その他の業務

①外来化学療法室での安全管理
外来化学療法室におきまして治療されております方々のために、日々の外来化学療法室での出来事を看護師と共有し、問題があれば対処することに努めております、不定期ではありますが、なるべく毎日訪室するよう心がけておりますので、気がかりな点などにつきましては医師もしくは看護師の方までお気軽にお問合せ頂けましたら幸いです。
②がん相談支援・緩和ケアセンター
腫瘍内科医は全国的にはまだまだ少ないことから、当院のみならず他院で治療中の方々や治療が難しいと言われた方々など、がんで療養中の患者さんの相談を受け付けております。がん看護専門看護師が主に対応しておりますが、必要に応じて一緒に介入させて頂きます。詳しくは当ホームページ内のがん相談支援・緩和ケアセンターをご参照ください。
③グリーフケア(遺族ケア)
患者さんご本人が亡くなられた後も治療は終わりではなく、ご家族の中にはつらい日々が続く方がおられます。当科では患者さんご自身が亡くなられた後もご家族に寄り添う形で、ゆっくりと新しい生活のスタートをされるようにサポートいたします。

医師のご紹介

氏名 阿部 孝(あべ・たかし) 阿部 孝
役職 副院長 兼腫瘍内科主任部長 兼消化器内科主任部長 兼消化器内視鏡センター長
卒業年度 1982年
専門分野(診療) 消化管出血の内視鏡治療
専門医など認定資格

日本内科学会指導医 / 近畿地方会評議員
日本消化器病学会指導医 / 学会評議員
日本消化器内視鏡学会指導医 / 社団評議員 / 査読委員
日本カプセル内視鏡学会指導医 / 代議員
日本消化管学会胃腸科指導医 / 代議員
日本消化器がん検診学会指導医
日本腹部救急医学会教育医 / 評議員 / 編集委員 / 学会賞選考委員
日本大腸検査学会評議員
日本肝臓学会指導医 / 西部会評議員
日本大腸肛門病学会指導医 / 評議員
日本潰瘍学会評議員
日本プライマリ・ケア学会指導医
日本ヘリコバクター学会ヘリコバクター・ピロリ感染症認定医
日本がん治療認定医機構暫定教育医
日本臨床内科医会認定医
日本家族性腫瘍学会評議員

氏名 高瀬 直人(たかせ・なおと)
役職 医長
専門分野(診療) 腫瘍内科
専門医など認定資格 日本内科学会認定内科医
日本内科学会総合内科専門医
日本呼吸器学会呼吸器専門医
日本呼吸器内視鏡学会気管支鏡専門医
日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医
日本緩和医療学会緩和医療専門医

外来診療担当医表

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